Neptuneの後継機として登場。
初めてイヤホンに興味を持ち、色々なイヤホンを漁っていた時に出会ったイヤホンがqdcのNeptune。本格派イヤホンの音を聴いてその世界にハマってしまうキッカケを作ってくれた。
↑qdc 「URANUS」
1DD+1BAのハイブリッド構成
NeptuneとURANUSの大きな違いはドライバーの構成。NeptuneはシングルBAに対してURANUSはDDとBAのハイブリッド型となっている。
↑シェルは拡大されDDとBAが収められているのがわかる
筐体はNeptuneよりも大きくなったが、装着感は健在。しっかりと耳にピッタリ収まる。
左右で異なるシェル色
Neptuneは鉱石がフェイスプレートに使用されていたが、URANUSが宇宙をイメージした模様がプリントされている。
シェルは左右で色が異なり、カスタムIEMを思わせる。エントリーモデルとは思えない高級感溢れるデザインである。
付属品
イヤホンの色に合わせた高級感のあるレザーケース、2種類のイヤーピースが3サイズずつ、クリーニングツールが1本付属する。別でケースを用意するにしても2~3000円は掛かる。エントリーモデルながら付属品が豊富なのはユーザーとしてはとても嬉しい。
Neptuneとはまた異なる独特なリスニング向き音質
M11 Pro ssにて視聴。
一言で表すと「暖かで柔らかい」サウンド。
聴き続けているとこの独特の柔らかさが効いてくる。エッジが立たず、角の取れた柔らかな音。
Neptuneはボーカルにフォーカスを当て音楽を作っていた。透き通るようなボーカルに惚れたことは間違いない。
URANUSは、 Neptuneには無い低音が影で支えながらボーカルを邪魔することなく丁寧に中高音が包み込む。
Neptuneとはまた違った形で音の世界に吸い込まれていく感覚がある。
NeptuneとURANUS
この二機種、どちらがオススメ?と言われると正直どちらもオススメ出来る。
それぞれの良さがあり、こちらの方がいい音とは言いきれない。
NeptuneとURANUSは装着感は良いものの筐体のサイズには差があるため合わない人も居るだろう。是非店頭で視聴してほしい。
3万円近くのイヤホンと入門用としては高額であるかもしれないがそれ以上のポテンシャルを感じる2台。
今回はURANUSを紹介したが、次はNeptuneについて触れていきたいと思う。